P02-09 なぜ46歳から?

オルガン

過去に戻れたら

「ピアノは幼いウチから」と多くの人が思っていると思いますが、私もそれには大賛成です。

自分自身も願わくば、そうありたかったからです。父親や母親は私が小学生の時に何か楽器をやったらと、一度は勧めてくれたかもしれませんが、記憶にはありません。どちらかと言うと、男は外に出て動けという雰囲気でした。

母親も私が小学生の頃、エレクトーンをやっていましたので、本当は影響を受けて私も楽器を習い始める機会があっても良かったと思います。

ピアノ以外の過去も大切

言い訳になるかもしれませんが、

私は小学生の時はリトルリーグで野球をやったり、また習字を習ったり、それから友達と外で遊ぶのに非常に忙しかったです。

中学生になると、毎日部活で野球をやっていました。受験勉強もありました。世の中では、私と同じ状況下でも、ピアノ教室に通っていた人たちがいたことを後で知り、その人たちの熱心さには大変驚きました。

高校生になると私はサッカー部に入りました。そして受験勉強もあったのですが、私の場合は勉強よりも、友達と麻雀をしたり、また夜の街に行って遊んだりしていました。

大変失礼な言い方になりますが、ピアノを習う事はどちらかと言うと、少し男らしくない習い事と、勝手に思っていました。

少しずつ変化

でも、大学生になったころから、ピアノを弾ける男性・女性に対して、非常に尊敬し憧れの念を持ち始めました。

以前にも書きましたが、クラシック音楽に興味を持ってからピアノの素晴らしさが徐々に分かってきました。

いつか自分も弾きたいと思うようになったのもこの頃からです。

幼い時にピアノ習おうと思えば、習えたのでしょうか? 

実際、同年代で習っていた男の子がいたと思いますが、まだ絶対数は少なかったと思います。

私はどうだったでしょうか?習字の代わりにピアノ、野球の代わりにピアノ、サッカーの代わりにピアノができたかもしれません。

あるいは両立できたかもしれません。

おそらく、私がピアノ以外にもっとやりたいことが他にもたくさんあって、なかなか、選択肢にピアノが入ってこなかったのでしょう。

社会人になって

社会人になると、自分のやるべきことの取捨選択が、経験値と多くの情報からある程度自分なりの分析をして、より効率的でよりシンプルに行われるようになってきました。

良しあしの両面性をもつかもしれませんが、時間の費やしかたが自分の価値観から判断して、無駄と感じたらやらなくなったことが、たくさんあるような気がします。

自分のやりたいことに、的が絞れてきて若い時よりもやりたいことが明確になっているような気がします。

冒頭で記したとおり、若いうちに習いごとをするのは大賛成です。むしろ推奨派です。

いつからでも

一方で、40オーバーでピアノを始めるのも大賛成です。楽しいし心身の健康にも良いと思います。バリバリの上級者を目指さなくても、自分が決めて自分で満足したり、時には失敗をやり直しても良いと思います。他の人の良さを目標にするのも良し、他人と自分を比べることをしないのも良し。それぞれの価値観で弾いて良いと思います。

もしかしたら、スタート時点での目的が、途中から変わることもあるかもしれません。ピアノやオルガンに関して言えば、恐れず前に進むことをおすすめします。

私がピアノやオルガンをスタートした理由は、最初の記事P01-01をぜひご参考にしてください。

新たな出会いがある

そして、楽譜を通していろんな作曲家と出会い、またコンサートやアンサンブルを聴きに行くことで、いろんな演奏者の音や表現と出会い、自分の心に新しい何かが生まれ進化していくのを感じます。

自分がピアノやオルガンをスタートした理由に、さらに厚みが加わってきています。

どうか、今後の記事も楽しみにしていてください。

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