聞いたことありますか?
さて”バーチャルパイプオルガン”という言葉はご存知でしょうか?
まずは、
普通のパイプオルガンの説明から( ´ ▽ ` )ノ
普通のパイプオルガンは、笛(リコーダー)と同じ原理で、パイプに送られた風(空気を振動させ)で音が鳴るように作られています。
笛の場合は、途中に付いている穴を指で押さえることで、空気の”柱”の長さを決め、長→短に従い、ドレミファ…と音階を奏でることができます。
パイプオルガンの場合は、1本の空気の柱から音階をつくるのではなく、代わりに長さが違うパイプが並んでおり、鍵盤で選んだパイプにのみ空気が流れ、音を出します。
つまり1つの”ド”のために1本のパイプが割り当てられ、しかもパイプの素材や形が違う物も同居させ、トランペットのような音色、フルートのような音色などがあり、”ストップ”というものでこれらのパイプに空気が流れるようにしています。
つまり、鍵盤の数×音色=パイプの本数(たとえば1つのオルガンにつき6000本など)という、かなり大がかりな楽器なのです。作るのに1000万〜数億円がかかりますし、維持(調律など)にもお金がかかります。
中には1000万円以上の大金をかけ、個人宅に専用の部屋を作り、中型のパイプオルガンを設置した人もいたり、音色の種類を少なくした小型の練習用(200万円前後)を制作しているオルガン制作者もいます。
それでも、個人で買うにはハードルはまだまだ高く、なおかつ大ホールにあるパイプオルガンを一般人が弾く機会は大都市ならまだしも、地方都市ではせいぜい週に一度のレッスンで触れられたらラッキーというのが現状です。
パイプオルガンが庶民に普及しないのは、ピアノと比べて、圧倒的に楽器自体にお金がかかり、自宅で練習できないというのが理由だと思います。
それらを解消するために、電子オルガンというものが昭和に登場しました。パイプオルガンに似たような音がでるように作られた、電子ピアノのオルガン版です。しかし、これも150万円以上するのでなかなか普及していないのが現状のようです。
徐々に庶民の手に
こういう状況のなか、平成になってコンピュータが普及していき、個人所有率が上がっていきました。
パイプオルガンを手軽に家庭でもできるように、個人所有のコンピュータを使ってできるようにしたのが、バーチャルパイプオルガンです。
安価でスタートできるのが、私のような初心者・独学者には大変ありがたい仕組みです。
最低限必要なものは、
①パソコン
②鍵盤(安くても大丈夫)
③ケーブル(①と②をつなぐ)
④スピーカー(またはヘッドフォン)
です。
私の場合は、①は持っていた物を流用なのでゼロ円、②は某社の光るキーボード約10000円 ③はUSBケーブル約1500円(鍵盤によってはMidiケーブル)④は3000円、合計約14500円でスタートしました。
パイプオルガンの練習をこの価格で、自宅で毎日練習できるのですから、だいぶ庶民的だと思いませんか?
足鍵盤を付けたい方もいらっしゃると思いますが、新品を買うと20〜30万するので、私の場合は、最初はまず手鍵盤の練習だけをしました。
バーチャルパイプオルガンに魅了され
バーチャルパイプオルガンを始めてから、いろいろと鍵盤やオルガン演奏台(コンソール)の形を変えたり、鍵盤の段数も2段になったり、3段になったりしてきましたが、昨年10月からは、Midi鍵盤の部分がロジャースオルガンに化け、
音を安定してリアルに出せるようにアンプ、オーディオインターフェース、トールボーイ型スピーカーなどを設置して、部屋がオルガンホールになったかのような環境で練習しています。
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素人の私がどのようにピアノやオルガンを続けてきたかの記録はこちら↓から見れます。
自宅で安価にバーチャルパイプオルガンに挑戦してみたい方、または、興味がある方は私の実例をご覧になってみてください。自宅でパイプオルガンを楽しめます。
こちらをご参考に↓
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