P07-03 二人のB

オルガン

仮住まいに感謝

季節はすでに11月、そろそろ仮住まいともお別れの日も近づいてきました。オルガンや電子ピアノでの練習も狭くて大変でしたが、実はトイレもお風呂もキッチンも寝床も狭く、以前の家に慣れていた生活からと比べると不便にも思えました。

一方で、良いこともありました。ガス焚のお風呂は体の芯まで温まり気持ちよかったです。

また、調理用のガスコンロは使わず、使用期限が迫っていた災害時用カセットコンロ用ガスを使い切ったこと、

バス停が近く通勤に便利だったこと、

テレビを1台だけ使用したのでテレビを見る時間が減ったこと、

狭かった分家族との距離が近かったこと、

隣近所の方々がいろいろと優しくしてくれたことなど、

たくさん良いことがありました。

狭くて大変だったことを差し引いても、私は仮住まいに住んで良かったと思いました。

仮住まいでの音楽活動

また、オルガンの練習場所が狭いとは言いましたが、この場所でじっくりと練習できた曲が2曲あります。

1つはバッハの「G線上のアリア」

もう一つはブルグミュラーの「天使の合唱」です。

この2つのB、すなわち二人の偉大な作曲家は、鍵盤上での私の演奏を劇的に変えたと感じました。仮住まいでの練習期間は、特に表現力とは何かというものを考えさせられる良い機会でした。

家の狭さと表現力の直接的な因果関係はありませんが、表現に集中するという意味で大切な期間だったと感じました。まだ、私自身の表現力は乏しいのが現実ですが、以前よりもだいぶ考えて演奏するようになったと思います。

天使の合唱 34日目

ブルグミュラーは、仮住まいに移り済む直前に練習を始めました。キッカケは、SNSで「天使の合唱」を弾いている方の映像を視聴して、自分も弾いてみたいと感じたからです。はじめのうちは、とにかくゆっくりゆっくりと弾いていました。

仮住まいに移る直前の練習です↑ 2021.5.3 この日で34日目です。まだ楽譜の最後までロックオンしていない状況です。

天使の合唱 185日目

こちらは↓185日目です。仮住まいに移り、アップライトを専門業者に保管してもらっているので。電子ピアノで練習しています。だいぶ練習したのですが、テンポはまだだめです。表現は電子ピアノの中ではかなり秀逸なKORG G1 Airで、とても弾きやすいです。まだまだ、表現力は鍛えなければいけませんが、表現を意識しながら弾くのが楽しいです。

↓つぎは、面白い映像ですが、オルガンでブルグミュラーを練習しています。あまり聞いたことがないかもしれませんが、

天使の合唱 204日目

オルガンはすでにストップで一定の表現を決めてしまっており、演奏技術で表現力を出すには、またピアノと違った環境になります。

まず、オルガンでは音の強弱は1音1音単位つけられません。代わりに音の長さや、「間(ま)」が重要になります。ピアノとオルガンの違いもありますが、実際はピアノとピアノでも違いがあり、この辺の違いをプロは微妙に使い分けているように思います。

私はまだまだローアマなので、偉そうなことは言えませんが、オルガンのブルグミュラーもいいと思います(#^.^#)

さて、バッハのG線上のアリアですが、こんな変化をしてきました。

G線 7か月目

7か月目です↓

G線 9か月目

9か月目です↓

G線 11か月目

11か月目です↓

2つのBには表現の楽しさを学ばせてもらいました。また、この続きは新居にてお伝えします。これまでお世話になった仮住まいには本当に感謝しています。

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