やっと念願が
デビューしてしまいました。現在52歳です。
こんな歳に初めて本物のパイプオルガンに触れる人は、世の中でいったい何人いるのでしょうか?
以前にも少し書かせていただきましたが、本物のパイプオルガンで練習をしたいと考えている人は、世の中にたくさんいると思いますが、その中の多くはあきらめているような気がします。
ハードルの高さ
理由は、
①本物は買って自宅におけるほど、手に入れやすい値段ではないこと。
②小型の練習用ならまだしも、ホールで使われるパイプオルガンはデカすぎて家に入らない。
③小さな教会に置いてあるようなタイプですらも一般民家のサイズには入らない。
④そもそも、調律やメンテナンスに毎年高額な費用がかかる。
⑤ホールに練習に行くとしても、なかなか安く使用させてくれる場所がない。
という、こんなにも恵まれていない環境が日本。残念ながら、世界標準ではないですよね。特に、パイプオルガン演奏に夢をもっている若者たちが、しかたなく諦めているという話を聞くと残念です。
リアルとバーチャル
私も、バーチャルパイプオルガンを使い、家庭で演奏するのは大好きですが、リアルパイプオルガンも弾いてみたいのです。
自宅がある宮城では、キリスト教系の大学でのレッスンや、自治体運営のホールでレッスンを受けるときに触れる機会があるようですが、自由に時間単位で貸していただけるところはなかなか見つかりません。
WEBで宮城県を探し、次に隣県を探してみました。すると、福島県福島市にある「ふくしん夢の音楽堂」が距離的には一番近いことが分り、この6月に行ってみました。道中、車でワクワクしながら運転していきました。
緊張
現地に到着すると、受付を済ませ、オルガンのカギをいただきました。
なんだオルガンのカギって?
初めて目にする大型のパイプオルガン、どんな音がするのかドキドキしてきました。
使用するためには、あらかじめ事務局に連絡し、決められた日に時間を予約する必要があります。予約だけでも緊張するのに、実際鍵盤をまえにしたらどんな気持ちになるかテンションが上がってしまいました。
福島へ
まずは写真撮影をパシャパシャ(笑)
そして、先ほど渡されたカギを差し込み回すと、電源が入り風のなる音がしました。
なるほど、送風機の電源か!!
ストップ弾いて訳も分からず音色を適当に選び、実際、弾いてみるとこんな感じでした。
誰もいないのに緊張
あれだけ自宅のオルガンで練習しても、ホールの心地よい音のシャワーに圧倒されて、緊張して指が震えてしまいました。別に誰に見られているわけでもないのに、トホホ。
そんなんで、ほろ苦いリアル・パイプオルガン・デビューとなってしまいました(笑)
リベンジを果たすため、また次回分を予約したので、その様子をお伝えする機会があればと思っています。
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