ポーランドに熱中
このところ私は、ポーランドにあるオルガンに傾倒しているように見えますが、それもそのはずです。
ポーランドのオルガンセットを寄付をつのりながら、無料・有料で配布しているWEBサイトがあり、非常に秀逸で残響音やまた一つ一つの音についても素晴らしいセットを提供してくれているからです。
クラクフのオルガン
まずは、先日ポーランドのクラクフの近くにある教会のパイプオルガンをインストールし、使ってみることにしました。
クラクフという街の名前は初めて聞きましたが、ワルシャワが首都になる前に首都だったと街だそうです。日本でいう古都京都と位置づけが似ており、歴史のある文化建造物がたくさんあるそうです。一度は行ってみたいという気持ちになります。
さて、このオルガンは残響音が非常に優れているとSNSで知り合った方から情報を頂いておりました。
実際に弾いてみると、残響音の割には後からくる音が混ざっても音が濁らずに、発音しているような気がしました。
よくあるのは、残響音が良いものは音が濁るという反面的な短所が付いて回るようなのですが、このオルガンは、その点を解消しているようです。初めてクラクフのオルガンを実際に演奏し、残響音の素晴らしさに心を踊らされて弾いていました。
今まで使ったほかの音源よりも、はるかに素晴らしい音が発せられます。私のような初心者が弾いても、少しはうまく聞こえるかもしれないです(笑)
スクシャトシュのオルガン
Skrzatuszと書いて”スクシャトシュ”とポーランド語で読むようです。
このSkrzatusz(スクシャトシュ)のオルガンは、聖母マリア大聖堂にあるオルガンのようです。
非常に歴史のある聖堂で、旅行関連のWEBサイト(英語ばかりで大変ですが…)を見る限り、古くて趣のある街並みの中にあるようです。
いつか旅行に行き、現物を見てオルガンの音を聴いてみたいです。
さて肝心のオルガンの音ですが、このSkrzatusz(スクシャトシュ)も、非常に残響音が良いオルガンです。まずは聞いてみてください。曲はメンデルスゾーンの”天には栄え”です
ストップの数は少ないですが、シンプルで一つ一つが優しい音を奏でてくれます。こんなオルガンの音色を自宅で弾いて聴けるのは贅沢だと思います。
レンジニのオルガン
ポーランド南部のLędziny(レンジニ)にある聖クレメント教会のオルガンで、”Come,come ye Saints”を弾いてみました。
シンプルなストップ類で、音色選びで迷うことはありません。
そして、このオルガンもですが、残響音が美しく、弾いていると大聖堂の中に居るように感じます。
Skrzatus(ポーランド)との違いは、ストップの種類が少ないこともありますが、全体的に低音寄りで、それぞれのストップの音色がハッキリ違う音色のように感じます。
力強く弾きたい曲の場合は、Lędziny(レンジニ)のほうが、合っているような気がします。レンジニは小さな町のようで、WEBで調べても現地の情報はあまり入手できません。聖クレメント教会とオルガンが、もしかしたら目玉の街かもしれません。
そんな小さな街でも、このオルガンの音色のおかげで、人々の心が癒されているのではないかと想像します。
ポーランドは東欧で唯一カトリック中心の国ということもあり、教会にあるオルガンも立派なのかもしれません。
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