オルガンの虜に
さて、2016年秋から、友人の紹介で使い始めたバーチャルパイプオルガン。すっかり私は魅了され、ほぼ毎日弾いています。
このバーチャルパイプオルガンのベースとなるHauptwerkというソフトの特徴の一つは、後でいろんな音色のオルガンセットを加えることできる点です。
少し遠回りな話になりますが、Hauptwerk自体には、
◯Advanced edition
◯Basic edition
◯Free edition
があり、
Bacic editionとFree editionには、
それぞれ制限があります。
詳しい違いは、英語ですが製品のホームページに説明があります。
https://www.hauptwerk.com/learn-more/editions/
実はこの制限があるために、私のようにFree editionを使用している場合は、別のオルガンセットを入れても、時々、制限がかかり使えない場合があります。
商業的なソフトウェア上の制限がかけられているのです。仕方がないことです。いつか、お金に余裕が出たら、上位のバージョンを買いたいと思います。
難しい話と感じたら、この段落はサラッと読み流して大丈夫です。
要はFree editionでは使えるオルガンセットには、制限があるとだけ覚えていただければ良いかと思います。
数種類のオルガンを
さて、オルガンセットはどうやって手に入れるかですが、インターネット上で買うか、また買わずに済むフリー版をダウンロードして使うかが、その方法になります。
このページはほんの一例ですが、善意ある方々が、いくつかのオルガンセットを無料で紹介して下さっています。
http://organ.monespace.net/ORGANWORKS/sampleset/INDEX_sampleset.html
私はまだ弾き手として初心者なので、まずはできるだけ無料で済む範囲で手に入れ、試してみたものを紹介したいと思います。
今日、紹介するオルガンセットは”Monaster organ”です。
強いて翻訳すれば、修道院オルガンとなりますでしょうか?
説明はともかく、まずは音色を聞いてみてください。
どうでしたか?
修道院のパイプオルガンのような雰囲気はありましたでしょうか?
1曲目と2曲目は微妙に音色が違うのに気づかれましたか?
ストップって?
Monaster organの中でも、いくつか”ストップ”と言われるものから、音色を選択できます。
フルートの音、トランペットの音など様々な音色があります。
”ストップ”についての良い説明がwikiにあります。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ストップ_(オルガン)
これは、Monaster organに限らず、他のオルガンでも同じです。
この”ストップ”をいくつか組み合わせ、気に入った音色にして演奏します。
今回の演奏で私が選んだ”ストップ”は1曲目では以下の3つ
fournitureⅣ
gemshorn8
principal8
そして2曲目では以下の4つでした。
fournitureⅣ
gemshorn8
principal16
doppelflute8
しかし、後日このストップの組合せは、基本から外れていると友人から指摘を受けました。
オルガンストップについてもっと勉強が必要そうです。
Monaster organをどのように導入したか、手順を説明したいと思います。
Monaster organの導入
まずMonaster organのホームページへ行きます。
http://organ.monespace.net/ORGANWORKS/sampleset/INDEX_sampleset.html
下のようにいくつかのオルガンセットを見ることができます。
英語の説明が色々と書いてありますが、とりあえず、一番上の”Monaster”と書いてある所をクリック。
下の画面が表示されます。そして、左側の”Download Monaster”と書いてある所をクリック。
ダウンロードが開始され私のようにGoogleChromeを使っていると下の画面のように左下にダウンロード中の表示がでます。
ダウンロードしたら
☆下のようにダウンロードしたファイルが保存されたフォルダを開きます。
さて、ここで大切なのは圧縮ファイルを解凍するファイルが必要だということです。
“窓の杜”などのホームページで無料の解凍ソフトをダウンロードしてパソコンにインストールしておきます。
それが済んだら先ほどの画面上にある”MONASTER.CompPkg.Hauptwerk”をダブルクリックします。すると…私が使っている解凍ソフトの場合こんな解凍中の画面↓に
解凍が完了したら、解凍先のフォルダ↓を開きます。
そして、この3つのフォルダをすべて選択しコピーし
C:\Hauptwerk\\HauptwerkSampleSetsAndComponents
に貼り付けます。
これで準備はOKです。ではHauptwerkを起動します。
Free Editionを選択しContinueをクリック。
すると以前より少し選択肢が増えた画面↓なります。
Monasterオルガンが追加されています。MONASTERを選択してOKをクリックします。
この画面↓は細かい設定をする画面です。とりあえず初心者の私はこのままOKをクリック。
この画面↓のままで4分ほど費やし、
そして、設定終了の表示↓がでたら、Finishをクリック。
あと少しです。
この画面↓に出てきた4つの小さなウィンドウは×をクリックし消します。
次に、この画面↓のOrgan settingをクリックしKeyboardsをクリックします。
そして下の画面が出るのでこの画面の左側にあるkeyboard2をクリックし、
次に画面の右側にある”Main input from MIDI keyboad”の枠中にある①”input”の部分で”Direct input…”を選択します。
②”MIDI In port”の部分は””を選択します。
③”MIDI channel”の部分は”Chan01…”を選択します。
そしてOKをクリック。
この画面↓の上から15パーセントぐらいの高さのところに”Left Jumb”というタブがあるのでクリック。
すると、ボタンがいっぱい出てきます。
“ストップ”(音色)を選択する画面です。
とりあえず、Main1と書いてあるすぐ下の
Octav2
Fourniture Ⅴ
Fourniture Ⅳ
右隣の列の
Principal 8
そのまた右隣の列の
Octave4
を選択します。
USBでつないだ鍵盤を叩くと音がでます。私はこんなが音がでました。いかがでしょうか?
※Hauptwerk本体の導入方法は、以前のページP02-14(2016.10.10のブログ)をご参照ください。
コメント