P02-14 自宅でパイプオルガン‼︎

オルガン

ほんと!?

最近、某大学に勤めている音楽科准教授である友人が、「自宅でもパイプオルガンできるよ、特にあなたにピッタリ」と言ってきました。「えっ〜?、わたしにピッタリのパイプオルガン? 自宅で?」

半信半疑で、昨日試しにPCソフトのHauptwerkとカシオのキーボードを繋ぎ、自宅でバーチャルパイプオルガンをやってみることになりました。

能書きはともかく、まず演奏を聴いてみて下さい(^。^)

何というオルガン!
何という音響!
何という興奮でしょう!

ドキドキして手が震えて曲が弾けないほどの感動です。

バーチャルパイプオルガンが、こんなにリアリティーのあるものだとは思いもしませんでした。

ハウプトヴェルク

このバーチャルオルガンの中枢であるHauptwerkというソフトはFree版をダウンロードできます。

有料版もありますが、サイトからカード決済で買い国際便で届くようです。(Ver.4時点では記述のとおりでしたが、その後仕組みが変わりました)

有料版とFree版とでは、大きく機能が違いますが、Free版でもけっこう楽しめます。

とりあえず、興味がある方は、以下の方法Free版を試すことをオススメします…

と言いたいところですが、以下は後ほど気がついたことも含め、追記しています。

必要なもの

先に、ソフト以外で必要なものを確認します。

(1)パソコン…だいたいのスペック条件
 CPUはCore2Duo以上 
最近のCPUならCorei5以上
 メモリは4G以上
 OSはWindows7以上(64bit)
 HDD 250G以上
 ノートでも
デスクトップでも大丈夫です。
 ※Macのほうは、よく分かりません。

(2)鍵盤楽器…次のいずれかがおすすめ
MIDI対応のオルガン または、
MIDI対応電子ピアノ または、
MIDI対応キーボード
などなど(61鍵以上)
※自分の好みのタッチが良いと思います。

(3)パソコン用スピーカー
アンプ付き(ボリュームつまみ付き)が良いです。
スピーカーの良し悪しで、満足度に大きな差がでます。ヘッドホンでも大丈夫です。

(4)USBケーブル
両端の形状は、鍵盤楽器側の差込口の形状とパソコン側のUSB差込口の形状で決まります。

ソフトをダウンロード

ここまで準備ができたら、

まずは、Hauptwerkという検索キーワードで、このホームページに行きましょう。

Hauptwerk – Virtual Pipe Organ

上の画面のようなページが表示されます。全部英語というのが、すこし抵抗があるかもしれません。

次のページに移るために”Download”をクリックします。

すると…上のような登録画面が表示されます。

英語の説明を読むと、「ファーストネーム(名)と
ラストネーム(姓)とメールアドレスを入し”Submit”をクリックすると、自動的にダウンロードが始まります」と書いてあるので…

・画面右側の入力欄に
・名と姓をローマ字入力
・メールアドレスを入力
・submitをクリック

ダウンロードするファイルの容量は、2016年10月9日時点で2.3G!

巨大なファイルです。ダウンロードが完了する時間もインターネットの回線スピードにより、時には長くなります。私は20分程度でした。

submitをクリックした後のダウンロード先は、それぞれのお好みのフォルダに保存しましょう。私は一般的な『ダウンロード』というフォルダを指定し、
ダウンロードをスタート。

インストール

20分後には…
「ダウンロード」フォルダにファイルが格納されるので…このファイルをダブルクリックしましょう。


少しすると…こんな画面↓になります。右下のNextを押します。

この画面↓では、

“I accept the terms of the License Agreement”(『私はライセンス条項を読んで同意します』の意味)
の箇所ですが、同意する場合黒丸のポチを押します。

同意しない場合は”I do not accept the terms of the License Agreement”(『私はライセンス条項を読みましたが同意しません』の意味)の箇所の黒丸のポチを押します。

内容は英文であっても本人がきちんと読み同意するか否か理解し決めなければなりません。

さて私は同意し、さらにNextをクリックしました。

次にインストールする内容を選択します。上がスタンダード、下がカスタムです。

スタンダードがおすすめと書いてあるので、スタンダードの方の黒ポチを押してNextを押します。

表示された画面はVSTを使う場合に関係するようですが、私はVSTを知らないのでNextをクリック。

そして、コンピューター起動時に、自動的にHauptwerkが始まる設定にするかどうかの選択画面がでてきます。自動スタートにする場合は、”Start Hauptwerk automatically”の□にチェックを入れます。私はチェックを入れませんでした。その後Nextをクリック。

インストール直前の最終確認画面が出てきます。英語ですが、頑張って自分が選んだ事項をスクロールしながら読み、やめたい場合はCancelを押し、修正したい場合Previousを押し、修正が必要な画面まで戻り修正。大丈夫だと確認できた場合はInstallを押します。

ここから、インストールが設定した通り開始されます。

ちなみに、この画面↓になって、インストールが終わるまで約9分かかりました。

そして、これでインストールが終了なので、Doneを押します。

デスクトップには、こんなアイコンができます。

さて、インストールはここまでですが、実際に音を鳴らすのに、あと少し設定が必要です。

鍵盤などの接続

鍵盤楽器とパソコンとスピーカーをつなぎます。

USBケーブルを鍵盤楽器に接続します。(ただし、USB端子がない鍵盤楽器は、Midiケーブルを繋ぎさらにそれをUSBに変換する必要があります)

次にUSBケーブルのもう一方の端をパソコン側のUSB差込口に接続します。

スピーカーの端子をヘッドホン用の差込口に接続します。(スピーカー用の差込口がある場合はそれを使います)↓↓↓↓↓

そして、鍵盤楽器の電源とスピーカーの電源をONにします。

ソフトウェアの設定

ここから、またパソコンの画面上での操作に戻ります。

デスクトップ上のアイコンをダブルクリックして”Hauptwerk”を起動します。(私の場合、画面↓の
一番左上のアイコンをクリック)

下の画面が出たら、Free Editionを選択し、Continueをクリックします。

初回の起動時は少し時間がかかります。私の場合10分ほど待ちました。

画面が変わったら、とりあえず”StAnnesMoseley”を選択しOKをクリック

次に、”General Setting”をクリックし、”MIDI ports”をクリックします。MIDI in機器として自分が接続した鍵盤楽器にチェックが入っていることを確認しOKを押します。(私の場合はカシオのキーボードにチェックが入っているのを確認)

次に”Organ setting”をクリックし、さらに”Keyboards”をクリックします。

左側に
01 Pedal
02 Great
03 Swell
と書いてありますが、

私の場合ペダルは現段階では鍵盤楽器が、一段のみなので”Great”を選択し、

右の画面の
“Main input from MIDI keyboad”の枠中にある
①”input”の部分で”Direct input…”を選択します。

②”MIDI In port”の部分は
“”を選択します。

③”MIDI channel”の部分は”Chan01…”を選択します。

そして、ペダルや二段以上の鍵盤楽器を用しない場合は、左の画面の01 Pedalをクリックし右画面の”input”の部分ついて”No input…”を選択し、さらに、03 Swellをクリックし同様に”input”の部分ついて”No input…”を選択します。

そして、右下のOKをクリックします。

そして、この画面では音色を選ぶことができます。

いよいよ音が出せます。下の鍵盤のすぐ下に1~5の数字がありますので、とりあえず4をクリックしてみます。(あとで分かりましたが、数字は音色の組み合わせを記憶させたプリセットボタンと言います)

すると上の画面の右側のキノコのようなボタンがいくつか飛び出ます。(後で分かりましたが、ストップボタンといいます)

このキノコのボタンによって様々な音色の組合せができますが、今回は特にいじらずに次に進みます。

そして、パソコンにつないだ鍵盤楽器を弾いてみます。

パイプオルガンの荘厳な音が出たかと思います。

スピーカーの音量は、パソコン画面右下の音量調節部分でも、コントロールできますし、スピーカー自体でも可能です。

長い長い説明でしたが、ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

音が出ない場合は、もう一度説明を確認するかボリュームの調整を確認してみて下さい。

PCのスペックなど

追記ですが、

私はHauptwerkをノートPC(Dell Latitude E4200)にインストールしました。

ちなみにマシンスペックは、
Core2Duo U9600 1.6GHz
HDD 256SSD
メモリー 5G
Windows10Pro 64bit
です。また、自宅用の鍵盤は、三女から拝借したカシオのCTK-2200です。

Hauptwerkは起動して使う際にFree版を選んで使います。キーボードとPCはUSBで接続するだけです。

最初、接続しても、音がでず何が原因か分からず迷走…しかし、よく分からずいろいろイジっていたら、パイプオルガンの音が聞こえました。
これでいいのか……

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

スピーカーは良いものを

そして、音はノートPCのスピーカーではあまりにナンセンスなので…今朝量販店でBoseのCompanion2というスピーカーを購入し午後から接続!

友人が私にどうしてもと、Hauptwerkをススメてくれて、本当に感謝しています。

単身赴任先にもカシオキーボードとPCがあるので、さっそく、セットアップして練習したいと思います。

高価で庶民の手には届かないパイプオルガンが、安価で、自宅にいて経験できます。

バーチャルオルガンとはいえ、すごい迫力です。
皆さんにもオススメです。

コメント

  1. 匿名 より:

    パイプオルガンの音が好きで、こちらにたどり着きました。パイプオルガンの音をソフトで出せるとは驚きです!詳しい説明をありがとうございます!すぐには実行できませんが、是非チャレンジしたいです!

タイトルとURLをコピーしました