P02-04 山形と宮城で

オルガン

オルガン??

ある春の日に、私は山形県の某所で写真のようなオルガンに出会いました。そもそもオルガンかどうかもよく分かりませんでした。

誰も触れていないようだったので、周囲の人に触れても良いから許可を得てから、椅子に座ってみました。しかし、鍵盤を叩いても音はならず、目の前にある不思議な棒を引いたり押したりしても音がなりませんでした。

残るはペダルだけでした。ペダルをそっと踏み込むと、なんと抵抗力があるものの鍵盤を同時に叩くとアコーディオンに似た音が鳴るではありませんか!

アコーディオンという単語で思い出し、きっとペダルで空気を入れながら鍵盤を弾き演奏するのだと思いました。

この体験したことのない楽器に出会い私はとても興奮しました。

レトロな形と音色

なかなか、手と足を同時に動かしながら弾くのはむずかしかったですが、レトロな音色に癒され良い日曜日をすごしました。

後で友人に聞いたところ、それはリードオルガンと言うんだよと教えてくれました。

しくみについてはよく考えず、ただ、この場所に行くのが、わたしの楽しみの一つになりました。

今度こそ

以前のブログで記したとおり、福島での伴奏の失敗は、心理的に閉じこもってしまった経験でした。そういう状態でありつつも、伴奏ではなく「独奏」は平気でした。なぜかは、自分でも分かりませんでした。

しばらくして、今度は宮城県の某所に行く機会がありました。そこで私は、懲りずにまた伴奏するチャンスを申し出ました。

福島での恥ずかしい経験が、しっかり頭の中に残っており怖かったです。同じ失敗をおそれ、このたびは別の曲を弾くことにしました。

その曲は、私が独学でピアノを学び始めたときの2番目に学んだ曲で、メンデルスゾーンの曲でした。

良かった~(;^ω^)

さて実際に弾いてみると意外に自分としては緊張した割にはよく弾けたと感じました。

1人の方から、「とてもよかったです」

別の方からは、「完璧でした」

と言う言葉をいただき、非常に嬉しい思いをしました。

実際、完璧だったかどうかは、私にも疑わしいのが明確だったので(笑)、おそらく「完璧でした」と言うお言葉にはリップサービスだったと思います。

心が解放されました

周囲からのケアもあり、心はすっかり解放され、失敗も成功も通り道の一つと割り切ることができました。一方で私は福島で経験したことは、やっぱり改善したかったので、福島でうまく弾けなかった曲を家に戻ってから何度も何度も弾きなおしました。

写真は瀬戸内海の島へ旅行に行った時のものです。夫婦で行ってきたのですが、とても癒されて本当にリフレッシュを共有できて、日常から解放されたひとときでした。

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