忍耐と挫折というジャマ
さて、先に記したような状況で、「主よ、人の望みの喜びよ」を毎日少しずつ少しずつ、光るキーボードを使い学習していきました。
地道な練習と忍耐が続きました。なかなか、一つの曲になりませんでした。
(この写真は東北某所にあった古いリードオルガンです。後日、演奏した動画を紹介します。)
同じ箇所をいつも間違えたり、同じ音での指変えをなかなかできないなど、挫折感との戦いがつづきました。
楽器の不具合というジャマ
あと4小節で1曲完成という箇所まで来た時、な、なんと、光るキーボードが壊れてしまい、途方にくれてしまいました。具体的には音が極端に低くなり、殆んど聞こえない状態になりました。
なんとか、丁寧にネジを外していき、キーボードを分解して、電気系の接触不良の有無を確認しましたが、結果して自力でなおすことはできませんでした。
せっかく毎日練習を続けていたのが、中断せざるを得なくなりました。練習を1日しないと、その次の日は弾き方を忘れるのではないかと不安になりました。
不便というジャマ
光るキーボードを新たに購入する余裕もなくとりあえず、娘が使わなくなった光らないキーボードを自宅から単身赴任先に持ってきました。
今までの練習よりも不便になりました。指の運び方を、体が覚えているのを頼りにとりあえず、覚えたところまで、繰り返し弾く日が続きました。一度便利なものに慣れると、不便さが際立ちあまり気持ちが良いものではありません…
ジャマは自分を強くする
しかし、この経験がどうやら良かったようです。つまり、繰り返し何にも頼らずに練習すると段々とスムーズに弾けるようになってきて、曲らしくなってきたのです。
2週間ほどして臨時収入があり、光るキーボードを再度購入することができました。
曲の残りの部分をレッスン機能で学び、ついに学び始めてから1ヶ月ほどして(短く編曲されたものではありますが)「主よ人の望みの喜びよ」を弾けるようになりました。
やったー!!
(動画は学び始めて4ヶ月経過した頃、自宅のピアノで弾いている様子です。)
指の動きは初めてとあって非常にぎこちないですが、自分が満足し楽しむ程度になれたことが、とても嬉しかったです。
好きな曲を弾ける幸せは心に癒しをもたらし、さらに新しい曲にチャレンジしたい気持ちを大きくさせました。
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